2006 年
6 月
8 日
カテゴリ:活動報告
目黒区立目黒中央中学校開校記念式典
〜文化や伝統はこれから作るもの〜
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6月2日にパーシモンホールで、目黒中央中学校開校記念式典がおこなわれ、校旗、校歌が発表されました。 校歌は作詞、谷川俊太郎氏、作曲、林光氏です。来賓として林光氏が出席され、子どもたちに曲作りへの想いなどを話されました。一番印象に残ったことは、文化や芸術、伝統はきれいだからとか、昔からあるからといって人に言われるものではなく、自ら作り出すもの、変わっていくものだとのお話でした。校歌は、上手に歌うだけでなく、いつでも口ずさんでくれるように、自分達の物にしてほしいとも言われ、ご自分の思いを人に伝えるお話は、さすが、芸術家です。優等生的な子どもたちの質問にも、分かりやすく気取らず、林先生の言葉で話してくださいました。 谷川俊太郎氏からのメッセージも紹介されましたので、ここに掲載します。お二人の思いが胸に響いた式典でした。
目黒中央中学校の生徒の皆さんへ
ぼくは木が好きです。しなやかに立つ若木も好きだし、何百年もどっしりと立っている老木も好きです。森もいいですね。一本一本の木が、たがいにもたれあうことなく集まって、根を深く地中にはり、こずえを高く空にのばしている。春になれば芽吹き、やがて花が咲き、果樹であれば実がみのる。木と森を見てその生命力にはげまされていると、ひとりひとりの人間とみんなでつくっているこの社会に通じるものを感じます。 そんな気持ちで校歌の歌詞を書きました。ちょっとむずかしく言うと、自立と協力と調和、それが人間を含めたいのちの本来のあり方だと思うのです。私たち人間は他の生きものと形も機能も生き方も違いますが、ともにこの地球で生きているかぎり、たがいに無関係ではいられません。地球は人間にとっても、他の生きものにとっても、かけがえのないものですが、その地球を守るのは私たち人間の責任です。 機会があったらいちど校歌を森の中や海辺で歌ってみてください。学校で教わることが、どんなに広く深い世界とむすばれているかを感じ取ってもらえれば、作詞者としてうれしく思います。
谷川俊太郎
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