2006 年
10 月
12 日
カテゴリ:活動報告
膨大な税金が使われている八ッ場(やんば)ダム計画
〜加藤登紀子 ライブ&トーク 「八ッ場 いのちの輝き」開催〜
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今から50年前、群馬県吾妻郡の草津温泉に近い吾妻渓谷に、八ッ場ダムが計画されました。利根川の上流にあたり、首都圏の水がめと洪水対策のため必要だと言われています。しかし、節水器具や雨水利用、再生利用が進み、現在では水あまりの状態といわれ、加えて今後の人口減少を考えたときには必要ないダムともいえます。 ダムの立地条件も、火山灰で覆われた山間のため、地盤が弱く崩れやすいこと、温泉地域のため水質は硝酸性で中和させないと使えないなど、悪条件にもかかわらず、計画がすすめられています。たとえ出来上がっても、土砂崩れや中和剤などにより早い時期にダムが埋まってしまうため、ダムとしての機能を果たすことができません。 さらに、昭和22年のカスリーン台風規模の台風を想定した洪水対策も、当時は戦後の傷跡の中、山の木もまだ幼木で、十分な保水能力はありませんでしたが、現在では木も育ち、天然のダムとして機能し、下流の水源、保水機能として役立っています。利水面、治水面からも要らないダムといえます。
なぜ、そんな立地条件の悪いダムの計画が見直されないのか、紐解くとなぜか、保守王国群馬の政争の具にされたとしか思えません。国会の要人が何人も輩出されていることなどから、国交省も引くに引けない状況が作られていると想像できます。
50年に及ぶこの計画は、地元の反対運動など親子三代を巻き込み、地域住民を分断させてきました。再建のめどがたたないため、すみなれた地域から泣く泣く越していく人が相次ぎ、地元に残る人も少なくなりましたが、05年に国と合意書を交わしました。
埼玉、群馬、東京、茨城、栃木、千葉の6都県の水源をまかなうと言われるダム計画は、計画変更を重ね利息を含めて8,800億円が予定されています。全部税金と水道料でまかなわれることとなりますが、東京に住む私達には何も知らされず、多くの犠牲の下に都会生活が成り立っていることさえ、感じることができません。
何とかならないか、東京に住む私達にも反対するだけでなく、地元の方々の再建のために何かできることはないかと、この事実を多くの人に知ってもらおうと9日のライブが実現しました。
加藤登紀子さんの語りの中で、人生とは、生きるということ、いろんなことがあるけれど今を精一杯生きるということなどなど、人とのつながりや人を巻き込まずにはいられない魅力などが感じられ、現地の人を思う熱い思いを感じることができました。 都会生活は便利で快適で、時に人を無関心にさせるけれど、その分誰かがどこかで無念さを抱いていることを忘れてはいけないと思った一日でした。
八ッ場ダムを考える会 |
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