良好な住環境の保全・形成に関する条例についての基本的な考え方 工藤はる代   目黒区議会議員
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2007 年 12 月 3 日     カテゴリ:活動報告
良好な住環境の保全・形成に関する条例についての基本的な考え方
〜11月議会に上記関連の6条例が提案されました。〜
良好な住環境の保全・形成に関する条例制定・改正の基本的な考え方について、区に提出した私の意見書を載せます。
                         工藤はる代

IT化や都市型生活が進むにつれ、物質的な豊かさやライフスタイルの多様化が進み成熟した社会が形成されている。効率的な土地利用を優先させてきた結果、便利な都市型の生活はコミュニティの形成を阻み、人々を孤立させている。また、都市の構造は地球環境やエネルギー問題にも大きく影響を与えている。自然にコミュニティ形成ができるよう人々が立ち止まって「立ち話」ができる「まち」を構造的に作っていく必要がある。
都市整備の中に緑の保全と創出、コミュニティ施策を意識的に取り入れ、環境対策、エネルギー問題、コミュニティ施策、子育て支援、高齢化対策などすべての施策には都市の構造が絡んでいることを都市整備部は認識して遠慮なく他の部署との情報交換、連携をすべき。縦割りでは現状を打破できない。
基本的な考え方の中に、都市の構造がコミュニティの形成や広く地球環境へも及ぼすことなど広い視点をもっていることを表現すること。
樹木があり、緑豊かなまちを実現することで、災害に強く、人が行き交い、一人暮らしになっても助け合って生きていける本当の意味での「安心・安全」のまちが実現できるように。

●(仮称)住環境整備条例の基本的な考え方について(素案)に対する意見
                        
・ 隣地の境、環境空地、公開空地、歩道上空地に樹木を植えることを義務付ける。
・ 環境空地の設置について
緑化は良しとするが荷捌きスペースなどと兼用とする場合、樹木を植えることを義務付け、より空地を広げるものとする
・ 地域コミュニティの形成
道行く高齢者が一休みできるよう、環境空地や公開空地、歩道上空地にベンチなどを設置する。
屋根のあるごみ置き場の設置
・ 公開空地はただ空地を作ればよいというものではなく、入居者と周辺住民の出会いの場となるような構造が必要。住民が利用する空地とする。
・ 防災貯留槽だけでなく、雨水貯留槽を設置する。雨水を貯留することは都市型洪水を防ぐことにもなり、節水にもなる。植栽の水遣りや打ち水にも利用でき、入居者が洗車にも利用できるため、雨水貯留槽の設置も入れる。
・ 駐輪場は100%とする。
・ 集会施設は入居者のコミュニティ作りにもなるため、住個数に限らず設置する。
戸数に限らず管理人を置く。
・ ワンルーム形式集合建築物へのファミリー住戸の付置
多様な世代が住みつづけられるために、ファミリー世帯とあわせて高齢者や障害者の入居も可能にする。
戸数20戸未満でも高齢者や障害者の入居を可能にする。(一定戸数のバリアフリー化)
投資目的には使わないようにする。


●(仮称)斜面地建築物の制限に関する条例の基本的な考え方(素案)について
・ 将来的に人口減により住戸あまりが予想される。斜面地に新たに住戸を作る必要はないため、規制は強化する。
・ 12mの高さ制限の地域についても階数4以下とする。
・ 制限が適用されない場合について
既存不適格建築物について、修繕・模様替えによる「悪用」を発生させないようにする。  
・ 罰則は区独自に「100万円」とする。



●(仮称)開発許可における公共施設等の整備基準に関する条例の基本的考え方について
・ 開発区域内における公園・緑地・広場の面積に関する基準について、設置すべき公園面積は開発区域面積の10%とする。


●中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例の改正について
・ 紛争調整が起きないように、「目黒区地域街づくり条例」を活かす。
・ 目黒区地域街づくり条例と(仮称)住環境整備条例や地域まちづくり条例の整合性を計る。
・ 延べ床面積で規定するのではなく、住戸数20戸程度、3階建て集合住宅にも範囲を広げること


●みどりの条例改正の基本的な考え方について
 あえて(仮称)住環境整備条例の考え方の中にも書いたが、ここでも改めて記述する。
これまで失った緑地やコミュニティを創出していくためにも樹木や緑化の創出は重要。
個別条例にしてしまうと「みどりの条例」も小さくなってしまう。目的の中に、地球環境の保全のためには緑の保全と創出が必要なことを入れる。
・ 樹木の創出の考え方を入れる。
(基本的に減らさないようにするために伐採した本数分の樹木を新たに植栽することや、
土地を開発するにあたっては隣地との境や空地に植樹すること)
・ 開発する場合、更地にするのではなく既存の樹木や緑地は残すことを前提とした計画をつくること。
・ 基本計画にある「目黒の森」を周辺の緑化推進とつなぎグリーンベルトとなるよう明記する。

●自転車等放置防止条例改正(付置義務)の基本的な考え方について
・ 鉄道事業者に駐輪場整備を義務付けるよう働きかける。
・ 駐輪場設置者に駐輪場の整理など管理をすることを求めること




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