大丈夫?指定管理者制度  ・  廃プラ焼却は安全か? 工藤はる代   目黒区議会議員
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2007 年 12 月 3 日     カテゴリ:議会質問
大丈夫?指定管理者制度  ・  廃プラ焼却は安全か?
〜11月議会一般質問原稿を載せました。〜
07年11月一般質問原稿                 
工藤はる代

1、 サービスの向上と指定管理者制度について
指定管理者制度は「住民サービスの向上」と「経費の効率的な活用」として導入されました。単に区のコストダウンや仕事の切り離しとしてではなく、サービス内容の充実や民間の柔軟性などにより使い勝手がよく住民サービスの向上につながる取り組みとして捉えることが重要です。指定管理者制度は行政側にとっては施設の管理運営を委任するためコストが明確になりますが、その運営の内容までは踏み込めない状況となるため、行政の最終責任をどうするか、市民の安心にどう答えるかが大きな課題となります。
質問
(1) どこまで行政としてアウトソーシングを求めていくのか、総合的に行政としての考え方をまとめて次年度に向かうべきではないか
(2) 特に福祉サービスにかかわる指定管理については、公募はなじまないため継続の方針を持つことも必要ではないか。また、人材の確保をするためには最低賃金を定める必要があると思いますが。
(3) 指定管理者の評価については、区民・利用者の意見を取り入れていくべきだと考えるが。

2、環境対策について
(1) 製品プラスチックの焼却について
清掃工場や廃溶融炉の事故、スラグ化の問題点が浮上しています。プラスチックは処理困難物で、焼却することで化学物質は消滅するわけではなく、重金属も気化し排ガスや焼却灰の中に残り、より凝縮されるため安全性には不安が残ります。モデル実施は区内20%の地域で始まりましたが、来年度全域に広がることで、これまで燃えないごみとして分別されていたおもちゃやポリバケツなどの製品プラスチックを可燃ごみとして焼却することになります。本日の報道でもおもちゃに安全基準を上回る鉛が検出され、メーカーが自主回収をきめています。製造過程で添加剤として可塑剤や安定剤など重金属が含まれる製品プラスチック焼却することでごみの組成がこれまでと基本的に大きな違いが出てくるため、今まで積み上げてきた技術で足りるのか疑問も残ります。
プラスチックは枯渇資源である石油から作られ、貴重な化石資源でもあります。基本的には資源として回収し、再商品化する事が望ましく、まずは3Rの推進としてごみを作らない、出さない、出たごみはリサイクルをする基本的なことを進めるべきで、さらに、拡大生産者責任を求めつづける必要があります。
質問
ア、 環境省での諮問組織の検討を経て、6月に一般廃棄物会計基準が明らかにされました。事業者に拡大生産者責任を果たしてもらうためにもリサイクルの現状と行政の掛けている経費を明らかにしていくべきだと思いますが、廃棄物会計公表の目黒区のこれまでの取り組みと今後の取り組みについて。
イ、 廃溶融炉のトラブルや焼却灰から作られるスラグの溶出試験に鉛の値が環境基準をはるかに超えている事がわかりました。事故や問題が発生した場合の対策と改善策もきちんと公開していくべきだと考えますが、清掃事業一部事務組合の体制は十分なのか。また、区としては安全性重視の姿勢は持つべきだと思うが。

(2)廃食油の回収について
「バイオディーゼル燃料」あるいは「ベジタブルディーゼル燃料」と呼ばれる使用済みの植物性てんぷら油が、CO2の収支がゼロとなるカーボンニュートラルの考え方で軽油の代替燃料としての事業化が進んでいます。地方では「菜の花プロジェクト」「ひまわりプロジェクト」といわれ栽培から菜種油の販売、廃食油の回収・精製まで、循環型の実践として各地に広がり、町おこしにもなっています。
京都市では市民や市内のホテル・レストランなどから回収した廃食油を使いバイオ燃料として、ゴミ収集車220台に100%のバイオ燃料、市バスはバイオ燃料の混合車両を95台、100%バイオ燃料のバスが2台、運行しているそうです。
東京都は地球温暖化対策の一環として、パーム油から作ったバイオディーゼル燃料を都バスに導入し、一部ハイブリッドバスも導入してCO2排出の削減を検証し始めており、植物性の油が新エネルギーとして期待されています。
身近な自治体で出来ることは、ごみの減量やCO2の削減にもなるてんぷら油を利用して、新エネルギーとして活用することだと思います。ここ数年はNPOや事業者が協力し合ってアースデイなどの大型のイベントでてんぷら油のバスを走らせ、油の回収を呼びかけながら、廃食油による新エネルギーのPRが行われ、市民レベルでの活動は江戸川を始め、近隣区では渋谷や新宿、世田谷へと広がっています。
目黒区内でもNPOによるサンクスネイチャーバスの実践がありながら他の商店街には浸透していないのが現状です。10年も前から同じ区内で地域レベル・市民レベルで行われながら、なぜ、ほかの商店街や地域に広がらないのか、疑問です。
エコプラザでも廃食油の回収を行っていますが、より身近な地域での回収を進めていくる必要があります。エネルギー問題、温暖化対策についても、地域で実践できることから始めるべきであり、廃食油の回収・リサイクルを行っている事業者の協力も得られる状況があるにもかかわらず廃食油の回収はまだまだ浸透せず、進んでいないのが現状です。
質問
ア、 商店街の中に回収拠点を作ることで人が集まり、新しい関係性が生まれ商店街の活性化にもつながると思います。学校や住区センター、商店街で取り組めるよう実現に向けて、廃食油の回収の土壌作りを積極的に進めたらどうか。
イ、 区民に区の姿勢をアピールするために庁用車への導入を。



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