エコで町おこし・・・孫のために大人がやらなければならないこと 工藤はる代   目黒区議会議員
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2006 年 12 月 11 日     カテゴリ:行政視察
エコで町おこし・・・孫のために大人がやらなければならないこと
〜都市環境委員会行政視察報告・・・その@〜
「北広島町の廃食油の回収から循環型社会へ」

・ 広島県の北西部に位置する北広島町
     高齢化率は32%
     町としては一番広い面積を有する。
・ 高低差があることから6〜7箇所のスキー場がある。
・ 主な産業は稲作

1、 廃食油のリサイクルについて・・・「エコで町おこし」
 北広島町では、大朝地区を中心にNPO法人INE OASA(い〜ね!おおあさ)が主体となって、休耕田を利用した菜の花の栽培、廃食油の回収して燃料とするなど地域循環の取り組みを行っています。
 過疎化と少子高齢化が急速に進む中、国の減反政策もあり、基幹産業である農業の衰退や町民所得の低下、商店の衰退など町全体が元気を無くしていましたが、「菜の花エコプロジェクト」との出会いがあり、ごみとリサイクルは課題であったことから、この運動がはじまりました。

@ 休耕田で菜の花を栽培し、菜種油を作る。
A 菜種油を作るときに出る油カスは堆肥や飼料に。
B 飼料は家畜のえさになり、家畜の糞尿は堆肥化され、有機肥料として菜の花畑へ。
C 菜種油を地域住民に販売し、使った油を回収する。
D 回収した油は燃料として精製し、トラクターやバスの燃料として利用する。

 廃食油から作った燃料はBDF(バイオ・ディーゼル燃料)といい、大気汚染の原因となる排ガス中の硫黄酸化物をほとんど出さず、黒煙の発生も軽油の三分の一以下の環境にやさしい燃料といわれています。環境保全の意識を高めるねらいで発電機を導入し、イベントに参加するなどPRを重ね、理解を得てきました。また、廃食油の精製機は一台750万円しましたが、すべて町民の寄付(一人3.000円)でまかなうことができ、町民が一体となって取り組む体制ができました。BDFはトラクターの燃料としても馬力は変わらず、環境にもやさしいことから安心して利用されています。菜の花プロジェクトは町おこしとして見事に成功し、来年は無農薬で作ったお米を「きずな米」として商品化する予定です。

 ここまでリードしてきたNPOの理事長は、私利私欲ではなく、孫や子どもが安心して暮らせる地域を作らなくてはならないため、できることから行動するんだと、熱い思いを語ってくれました。

*目黒区の取り組み
 
 目黒では、自由が丘で「サンクスネイチャーバスを走らす会」という民間の活動があり、てんぷら油で作った燃料で走っています。八雲ルート、駒沢公園ルートでがありますが、緑のバス停が目印で、誰でも無料で乗ることができます。
 発祥は、駅から遠い地域にもお客様に来てもらいたい、お迎えに行きたいと始まったようですが、今では自由が丘のシンボル的な活動になっています。
 
 廃食油の回収拠点は、目黒と平町エコプラザと立源寺となっています。回収拠点がもっと広がるようになるといいですね。



http:www.thanksnaturebus.org/index.htm


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